2017-07

熊本地震の記録:最初の大きな地震から1年が過ぎました - 2017.04.14 Fri

2016年4月14日の熊本地震から、今日でちょうど1年になります。
長かったような、あっという間だったような。

当時たくさんのお気遣いやメッセージをくださった皆さま、そのせつは
本当にありがとうございました。お世話になりました。

1年が過ぎ、変わらず毎日楽しく過ごせていることに感謝しています。

最近の熊本城はこんな感じ。めっちゃクレーンかかってます。

KUMAMOTOC170412.jpg

お城の足もとの桜、今年は間近に見る事はできないけれど、きれいな花が
咲いているようです。

まだまだ先は長いけれど、これからも熊本城を見守っていくことにしましょう。

また、ひとりでも多くの人が熊本に興味を持って、遊びに来てくださるように
熊本のすてきな場所やおいしいものをたくさん紹介しようと思います。

そして皆さま、日本に住んでいる限り地震は起きるものと考えて、ぜひとも
その時への備えを充分になさってください。

最近も全国あちこちで、小さいものですが地震が起きていますよね。

阪神大震災のころから、日本列島は長期的なスパンでの地震の活動期に
入っているのかもしれません。

地震をはじめ、さまざまな災害への備えは、定期的に見直しつつ継続して
いくことが必要なのだろうと思います。

旅行記ブログらしからぬ内容ですが、熊本地震から1年の区切りとして書きました。

いつも読んでくださってありがとうございます。






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熊本地震の記録:経験してみて気付いたこと - 2016.04.28 Thu

熊本地震の話、実際に経験してみて気付いたこと・分かったことを箇条書きで。
ちょっと長くなります、すみません。



【寝る時の服装に注意する】

睡眠の質という意味では、ゆったりした上質なパジャマが一番なのでしょうが、動きやすく
丈夫な服装であることも重要です。そのまま逃げだせるからです。

できれば夏場でも、半裸で寝るようなことは避けるべきです。服を着るわずかな時間が
生死を分けることもあるし、体表を覆うものがあれば少しでもケガから身を守ってくれます。
マキシ丈のネグリジェ、みたいなものも足をとられて危険です。

ちなみに私は東日本大震災以来、いわゆるパジャマは使わなくなりました。
今回は長袖のTシャツにスウェットの膝丈スカート、ゆったりしたレギンスという服装で
寝ており、室内履きも足元にあったため、そのまま逃げることができました。


【スマートフォンをいつも手近に置く】

上記のパジャマの件と似ています。
眠る時には携帯を遠くに置くほうが健康に良いという話も最もですが、今回は枕元に
スマホがあったことで安全かつ迅速に屋外に出ることができました。

震度6クラスになれば家の中はぐちゃぐちゃです。iPhoneは優秀な懐中電灯でした。
逃げる時にガラスで足を切ったという話も多く耳にしましたし、停電しなくても照明が
落下して室内が暗くなるケースもあります。夜間に足元を照らすものがあることは重要です。

今回の熊本地震では、南阿蘇村で倒壊した家屋の下敷きになった大学生が、ホイッスル
代わりにスマホのアラーム機能を使って救助隊に自分の居所を伝えて救出されたという
事例もあったようです。スマートフォンは、命綱そのものになり得るということでしょう。


【緊急地震速報が役に立たないこともある】

今回は震源の深さが10キロ程度と浅く距離も近いためか、緊急地震速報は完全に揺れて
いる最中に届いていました。わずかでも身構える時間、ガスコンロの火を消す時間すらなく、
本当に突然大きく揺れるケースもあるのだと知っておいてほしいです。


【水が出るうちに浴槽に水をはっておく】

最初の震度5強の揺れ(前震)のあと、断水の危険をそれほど感じないうちに、
とりあえず浴槽に水をはっておいて本当に良かったです。

震度6強の本震で断水した後も、飲み水はペットボトルの備蓄でまかない、トイレを
流したり手を洗ったりするのにバスタブの水を使うことができました。

もちろん家屋そのものが激しく損傷している場合は、この限りではありません。
すみやかに建物から離れましょう。


【家具の固定はできるだけしておく】

タンスなどの大きな家具は持っていませんが、冷蔵庫や食器棚が倒れました。
オーブンレンジや炊飯器、ミキサーなどの調理家電もすべて床に落ちました。
耐震ラッチがなかったため、キッチンの吊戸棚の中身も半分くらい落下しています。

震度7では家具の固定が意味をなさないという話も聞きますが、少しでもケガを防ぎ、
経済的損失を抑えるために、できるだけ家具の固定をしておくべきだと思います。


【非常用持出袋を用意する】

玄関の下足箱の天袋部分に、非常用持出袋として大きめのリュックを置いていました。

もちろん市販のセットでも良いと思います。私は手製でしたが年に1度程度は見直し、
期限切れのものは入れ替えていたので充分に役立ちました。中身は以下の通り。

  懐中電灯、電池、軍手、350MLペットボトル水、エナジーバー、コアレスのトイレットロール、
  ポケットティッシュと除菌ウェットティッシュ、旅行用歯磨きセット、生理用品、雨具、
  割りばしとストロー、ごみ袋(レジ袋と45Lサイズ)、非常用トイレ、赤ちゃん用おしりふき、
  カイロ、絆創膏と消毒液、ボールペンとメモ帳、ロープ

今回使わずに済んだものもありますが、邪魔過ぎて困ったものはありません。
上記以外に、手を消毒できるジェルもあると良いなと避難所についてから感じました。

普段の生活において、目につくところに本気の災害用品を置くことは現実的にはあまり
しないでしょう。玄関の収納の中などで構わないので、持出袋を準備しておいてほしいです。



【建物の耐震強度をどんなに上げても、どうにもならない事もある】

建物の耐震化はとても重要です。しかし家屋そのものが無事でも、それを支える地盤や
基礎がダメになることがあります。義父母の家が、まさにそうでした。

屋根や壁はほぼ無傷なのに、庭に地割れができて建物が傾きました。
石垣にも亀裂が入っています。耐震・免震・制震、それぞれその建物にあった方法で
強化すべきですが、万能な手立てはないと知っておく必要があると思います。

私は以前住宅関係の仕事をしていたことがあり、供給側が大地震を想定した商品企画を
行っていることもそれなりに見て来たつもりでした。それでも震度7クラスの揺れが立て続けに
2度も起きるなんて、個人的には考えたこともありませんでした。




上記は、あくまでも今回の熊本地震で個人的に感じたことです。

避難所暮らしで学んだことも色々とありますが、とりあえずは大地震のその時に身を守る上で
大切かなと思ったことだけを書きました。

活断層型地震への備えという観点で、少しでも参考になれば幸いです。

プレート境界型地震(とりわけ海溝型地震)、津波や土砂災害への対応はまた異なるので、
お住まいの地域がどんな地震・災害が起きやすいのかを加味した上で、どうかみなさま
日頃の備えを今一度見直していただければと思います。

自分の地震体験を振り返ると、阪神大震災では岐阜で震度4、東日本大震災では東京で
震度5強、そして今回の熊本地震で震度6強。

RPG的に何だか順調にレベルを上げて来て、さらに今回とてつもなく無闇に経験値を
上げてしまった感があります。

このどえらい経験が、わずかでも何かみなさまのお役に立てたら良いなと思っています。


いつも読んでくださってありがとうございます。




熊本地震の記録:そのまま時系列 - 2016.04.25 Mon

旅行記を再開する前に、熊本地震の体験を記録しておきたいと思います。

IMG_9125EQ.jpg

半ば個人的な備忘録です、すみません。少しでも参考になれば幸いです。



2016年4月14日の21:26の地震は、自分の住む地域では震度5強でした。
東日本大震災の時に、東京都心部で体験したものに近いくらいの揺れです。

このような時にはすぐに出勤しなければならない仕事の夫は、着替える間もなく
職場に戻りました。強い余震が続くので、私は一人玄関脇の廊下で、うとうと
しながら夜を明かしました。

翌日15日、私の職場は休みになり、昼間はのんびり片付けものをしました。

珍しくタラの芽の天ぷらなど作った後だったために、ひっくり返った天ぷら鍋、油が
散乱したキッチンマットと床、割れた食器やグラス。本棚から落ちた文庫本。

ちょっと悲しかったけれど、これくらいで済んで本当に良かったと思っていました。
震源の益城町は震度7と聞き、被災地は大変なことになっているけれど大丈夫かしらと
心配していたものです。

念のため、浴槽いっぱいに水をはっておきました。これは翌日以降にとても役立ちました。

22時を回った頃、ようやく徹夜明けの夫が帰宅しました。
シャワーを浴び、夕食。早く余震が収まるといいねと話して、日付が変わる
頃にはベッドに入りました。

1時間ほどたった16日の01:25、14日をはるかに上回る強さの地震が起きました。

ベッドの上にいるのに体が浮き上がるほどの、強い強い横揺れ。

LDKのほうから、ガシャガシャと色んなものが倒れる音が聞こえます。

一瞬おさまったように感じて立ち上がろうとすると、再び大きく揺れ始めます。

激しい地鳴り。震度6強の揺れでは、とても立つことは出来ませんでした。

ようやくおさまり、照明のスイッチを押しても反応しません。停電しています。
私の家はタウンハウスなどと呼ばれるタイプの、メゾネット型の2階建の集合住宅です。
寝室のある2階から下り、外に出ます。

暗闇の中、iPhoneのライトが命綱です。室内履きを履き、階段を下りて1階へ。
玄関の扉を大急ぎで開け、出入口を確保。

玄関脇の水道のレバーをあげてみたけれど、水は全く出ません。断水したようです。

大急ぎで荷物をまとめて上着を羽織り、貴重品を持って建物の外へ出ました。

近所もみな同様に出てきては、駐車場で震えながら立ち尽くしています。
いや、強い余震が立て続けに何度も来るので、立っていられず座り込んでいました。

強い余震に注意なんてテレビで言っていたけれど、何のことはない。
余震なんかではなく、今の揺れが本番だったのだ、と直感的に理解しました。

真っ暗闇の中、持って出た毛布にくるまって見上げた空は、何だかやけに星が
きれいでした。きらきらと光る星を眺めて、遠くで鳴り響くサイレンの音を聞きながら、
ああそうか、私も被災したのかと、この時ようやく理解しました。

夫はやはりすぐに職場に行くことになりました。

それでもアパートの周りの道路では、あちこちのブロック塀が倒壊して、車はとても
出せそうにありません。

自転車を出してきた頃、ぱっと明かりがつきました。停電が復旧したようです。
夫を見送り、再び一人で夜が明けるのを待ちました。

電気は来ている。断水しているけれど、浴槽にはった水でトイレは使える。
建物にも、大きな損傷はなさそうです。

半日ほどそんな自宅で過ごした後、いよいよ避難所に移る事にしました。

災害用に準備していた緊急持出鞄のほかに、必要そうなものをスーツケースに
まとめ、避難所へ向かいました。




4月16日の午後、避難所へ移るまでの記録でした。長くなってすみません。

この後の細かな経緯は省略しますが、気付いた事だけは次回書きたいと思います。

いつも読んでくださってありがとうございます。





熊本より:地震のあとの、これからのために - 2016.04.22 Fri

2016年4月16日未明の震度6強の地震から、そろそろ一週間になります。

まだ毎日余震が続き、土砂災害の危険も高まっているなど色々と非常事態ではありますが、
あえてブログを書いてみようと思います。

おかげさまで無事だったことに感謝し、焦らずのんびり構えながら、それでも着実に前を
向いて進んでいきたいと思っています。

そして自分自身が明るい気持ちになるために、もう少し落ち着いたら、またゆるい旅行記を
再開するつもりです。

そのため、ブログを通じて交流してくださっている皆様も、楽しい話、旅先の美しい景色など、
どんどんアップしていただけたら嬉しいです。

不謹慎、と思われるかたがいらっしゃったらすみません。

それでも比較的被害も軽く、健康で働き盛りの大人の被災者(?)である私は、さあまた
働くぞー、稼ぐぞー、そしてまた旅行に行くぞー!と思いたいのです。

熊本を復興させるために、ばんばん働いてせっせと税金を納め、熊本でたっぷり消費支出
して、経済活動に精を出したい。

床に落ちて壊れたヘルシオくらい、いくらでも買い直してやる。

あちこちからたくさんの支援をいただかなければ立ち行かないであろう熊本ですが、
一方で、自立して立ち直るための取り組みを忘れてはならないのです。

そのモチベーションになるために、皆様の素敵な旅行の話を聞きたいです。

何ならできるだけ派手で景気の良い、底抜けに明るく楽しいやつがいいくらいです。

色々な考え・事情の人がいるので、被災者を代表することはもちろんできないけれど、
私はそう思っています。

思えば今頃は、計画していたロシア旅行に、関東の友人とともに出かけているはずでした。

もう使うことのないビザが貼られたパスポート、どうしたら良いのかしらん。

寒いところへ旅行へ行くのだからと、しまわずにおいていた冬物の上着が、まさか
避難生活の車中泊で役に立つなんて。

人生、本当に何が起きるか分かりませんね。

また、今回の経験から感じたあるいは学んだ中で、何かお役に立てそうなことがないか、
必要と感じた備えなどを書くことも、近いうちにやってみたいと思います。

しばらく時間はかかるかもしれないけれど、熊本は、必ず立ち直ります。

DSCN6163KC.jpg

熊本城の、かつての雄姿です。

長々とすみません。いつも読んでくださってありがとうございます。





その後の状況、ご報告です - 2016.04.19 Tue

熊本地震の「本震」と呼ばれる震度6強の揺れ以降、避難所である小学校で
過ごしていました。

その後、ようやく自宅エリアに水道が復旧したので、避難所を出て家に戻りました。

キッチンはまだ使えませんが、お店も営業を再開しはじめているので、

食料も何とか調達できそうです。バス、トイレも大丈夫。

ご心配、お気遣いくださった皆さま、本当にありがとうございました。

普通の生活に戻るにはしばらく時間がかかりそうですが、まだまだ続いている余震に
気をつけつつ、ゆっくりと進んでいきたいと思います。

取り急ぎご報告です。いつも読んでくださってありがとうございます。




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プロフィール

さえ

Author:さえ
ようこそ。3日に1度を目途に
更新する旅行記ブログです。
九州在住/1970年代生まれ/
事務仕事/兼業ライター/
時々主婦です。
よろしくお願いいたします。

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